『鏡花水月』は、杜麗娘(とうれいじょう)、虞姫(ぐひめ)、王昭君(おうしょうくん)、嫦娥(じょうが)、楊貴妃(ようきひ)など、悲劇的な結末を迎えた中国史上の5人の女性をモデルに、彼女たちのミステリアスな人生とその至上の愛をミュージカルを通じて再現し、斬新な創意にあふれた素晴らしい舞台です。『鏡花水月』は、「夢からの目覚め」(序曲)で幕を開け、「愁傷の花」、「望郷」、「月に問う」、「彩雲の裳」などの章を経て、終曲「心を葬る」を以て閉幕します。朝霧のなか、白馬の王子のごとき李玉剛が、歴史の時空を越えて現在に舞い降り、美しい音楽と舞踊で観客を素晴らしい芸術の世界にいざない、深い感動をもたらします。

 1978年吉林省公主嶺市の農家に生まれ、現在、中国国立歌劇舞劇院(オペラ・ミュージカル劇団)の一級俳優。彼は中国の民謡、舞踊、戯曲などの芸術の要素を取り入れ、一体化した独特な芸術形式を作り上げた。2006年7月、中央電視台(CCTV)の看板番組「星光大道」(スターへの道)で頭角を現し、一躍多くのファンを摑んでアイドル・スターに登りつめた。
 李玉剛は「芸術に対して、私はいつも長征の途中にいる。そして、私の足跡が世界各地に残ることを望んでいる」と語る。  2006年10月、韓国ソウルで行われた第八回「中韓・歌の祭典」では異彩を放ち、その後、彼の歌声はいち早くヨーロッパや東南アジアにも知れ渡った。2008年4月、招待を受けて世界各地の芸術家とともにニューヨークの国連本部で行われた「2008国連の春」文化祭に出演、注目を浴びた。そして、「調和のとれる世界の大使」の称号を受けた。2009年7月28日、世界屈指の芸術の殿堂、シドニーのオペラ・ハウスで「盛世霓裳」(盛世にかける虹の衣)と題するリサイタルを行い、成功を収めた。これらは李玉剛の国際舞台での礎となった。
 
 「鏡花水月」は李玉剛の舞台における新たな芸術的挑戦である。このミュージカルは漢賦、唐詩、宋詞、明の小説などの文学的要素を骨格として、中国の四大無形文化遺産(崑曲、古琴、ウイグル族のムカム、モンゴル族のホーミー)のメロディーと雰囲気を持ち、華麗かつ重厚、優雅かつ奇抜な山水画の絵巻の中に身を置いたような幻想的な世界へと誘う。詩歌の中にだけあるような中国美人の姿を舞台に見事に再現して見せている。その気品に満ちた舞台は未だかつてない水準のものとなった。
「鏡花水月」は「驚夢」を序曲として、「葬心」をクライマックスに、その間、「傷花」「望郷」「問月」「霓裳」の四幕によって構成され、李玉剛はそこで中国史上の最も古典的な美人を演じる。杜麗娘、楊貴妃、虞姫、王昭君など、彼女たちの感傷と悲哀、婉曲と華麗な内面世界を完璧に描き出し、中国の詩歌にある美的境地を見事に演じたわけである。
 
 2010年1月8日、「鏡花水月」は、北京保利(ボーリ)劇場での上演で、同劇場の興業記録を塗り替えた。その後、全国ツアーを開始、北京の人民大会堂、上海大舞台など各地で多くのファンやマスコミに高い評価を得、それをうけて李玉剛の演技もさらに完璧になっていく。
 李玉剛は、芸術に対する完璧さを追求するとともに、公益事業にも積極的に参加している。2010年、彼は中国女性発展基金会のプロジェクト「母の池」のイメージ大使を務めるほか、「上海万博ボランティア大使」「上海万博吉林館イメージ大使」なども務めている。彼は「国民から多くの名誉をいただいたので、私は美しい芸術をもって皆様に応え、芸術家としてさらなる研鑽を積み社会に貢献したい」と語っている。
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